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KISS ME KISS ME KISS ME |
強烈なギターのサウンドとともに襲いかかってくる彼の世界。そのすさまじさは独特のスライドを応用した音で作られている。そのスライドの音がとにかくは世界を押し広げていくかのような音になっていて、そして聞き手が吸い込まれていく。そういう流れの中で彼の様々な世界がつづられていく。サウンドはすごいところからはいり聞き手をつかみ、そしてそこから彼の私小説に吸い込まれていく、そういった印象は大昔から全く変わらない。
独特の世界がある以上、そこにある色はジャけの色とともに印象付けられて、かつジャケの目に音が流れている間はひたすらその中に閉じ込められているかのような錯覚の世界から離れずに音の虜になっていく、そういうキュアのロバート・スミスの世界が本当に極端になったいるのがこの作品だろう。曲の魅力はいつもと同じ、そう、相変わらずの彼の世界がある。そうだから彼の私小説の中に入り込んで、抜け出る必要を感じないのであれば永遠にその中にいることになっていく。ギターの音がとにかくはいわゆる速弾きではなく、音をのものの広がりがすべての世界だけに、この普遍性をかんじるかどうかはその広がりを思わず愛して離れないという状況になった場合に感じるのかもしれない。人間の感情というもののすべてがありそうに思える彼ののスライドの音はしかい、本当に何年たっても変わらずに聞き手を未了し続けている。そういったこの雰囲気がこの作品全体に流れ、時の流れもとめてしまっているかのような感じは、しかし何年たっても変わらない。彼の音が好きになることができるか否かがこの作品に対する感情をきめてしまうのだろう。しかし本当にセカンド以降延々と続いている音世界は本当にいまだに凄い。サイケとかではなく、彼の音世界がここにある。
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曲目 |
1.The Kiss
2.Catch
3.Forture
4.If Only Tonight We Could Sleep
5.Why Can't I Be You
6.How Beautiful You Are
7Snakepit.
8.Just Like Heaven
9.All I Want
10HOT HOT HOT
11One More Time
12Like Cockatoos
13,Icing Sugar
14,Perfect Girl
15,A Thousand Hours
16,Shiver And Shake
17,Fight
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